院長あいさつ
地域に欠かせない医療機関として、
安心して住み続けられる
まちづくりを
名南病院は、伊勢湾台風での支援を機に生まれました。このときの全日本民医連の医師や看護師の救援活動が、「だれもが、いつでもどこでも安心してかかれる病院を、自らの手でつくろう」という運動を地域に根付かせたのです。それ以降、名南外科診療所開設から今日の名南病院に至るまで、地域の方々や「名南健康友の会」とともに歩んできました。
急速な高齢化と経済的な困難が進行する名古屋市南部にあり、他の医療・介護施設や行政、住民組織と連携を取り合って、切れ目なく患者さまの療養を支えることが名南病院の使命です。当院には急性期病床以外に、在宅での療養生活を支える役割を持つ「地域包括ケア病床(58床)」があります。地域包括ケア病床は、急性期の治療を終えた患者さまが安心して退院できるように支援します。また、お金のあるなしでいのちの平等が損なわれないために「差額ベッド代」は徴収せず、支払いの困難な方に「無料・低額診療制度」を実施しています。そして、これまで蓄積してきた糖尿病や外科の力量を生かし、気軽にかかれる外来と、乳がん・大腸がん検診や企業健診など各種健診をすすめ、地域の健康増進のため日本HPHネットワークに参加しています。
今後とも、地域に欠かせない医療機関として、地域の方々とともに連携のとれた良質な医療を提供し、健康づくり、安心して住み続けられるまちづくりをすすめていきたいと思います。
院長
病院理念
いのちの平等をかかげ、
地域の方々とともに歩む
病院を目指します
基本方針
- 地域の高齢化・貧困化を踏まえ、患者に寄り添い、患者の人権を守る地域包括ケアと、多職種協働による質の高い医療を提供します。
- 次代を見通した確かな経営と職員の確保・育成、働きやすい職場づくりを進めます。
- 友の会・地域の方々とともに平和で社会保障の充実したまちづくりを目指します。
2017年9月1日 名南病院管理会議
目指す医療
名南病院を含む医療法人名南会は民医連(全日本民主医療機関連合会)に加盟し、民医連綱領のもとに医療活動を展開しています。
民医連について