概要
技術部の概要
技術部は薬局、検査科、放射線科、栄養科、リハビリテーション科で構成されています。
各課紹介
薬局は薬剤師13名(常勤11名、非常勤2名)、薬局事務員2名(常勤1名、非常勤1名)で業務を行っています。
午前中は主に外来患者さんの調剤を処方箋に基づき行っています。午後からは入院患者さんの薬や点滴の準備、薬の説明などを行っています。その他に、抗がん剤のクリーンルームでの調製、新規入院患者さんの持参薬の確認、薬剤投与量の血中濃度モニタリングなど、多岐にわたる業務を行っています。
薬剤師の業務を補助する薬局事務員は薬剤の発注や問屋からの薬剤の受け取り、調剤補助、環境整備など調剤業務を支えてくれています。
他に、薬剤師は院内のチーム医療として、感染対策委員会、緩和ケアチーム、医療安全対策委員会、栄養サポートチームなど、多職種と連携し活動しています。
現在放射線科は、診療放射線技師5名です。
撮影の際には、検査の目的や体格・年齢等を考慮し、医療被ばくのリスクを最小限に抑えるため、線量管理に細心の注意を払っています。
また、検査を受ける皆様のこころとからだの負担をできるだけ軽減するため、コミュニケーションを大切に、補助具等を使用するなどして負担軽減に対する取り組みも続けています。
一般撮影(胸・お腹・骨など)・テレビ透視(胃・大腸など)・CT(輪切りのX線写真)・MRI(磁気を使った撮影)など、色々な機械でいろいろな部位の撮影を行っています。
2022年3月に撮影機器を更新したマンモグラフィー(乳房撮影)は、施設・医師・技師とすべてにおいて、乳がん検診機構から認定評価を習得しています。基本的には、女性技師が対応させていただきます。
放射線課は地域の医療ニーズに応えるため、専門職として技術の向上に取り組み、質の高い放射線診断と検査を提供しています。また、デジタル化を進めることで、さらなる被ばく低減を心がけ、画像配信ネットワークシステムの構築により前回との写真を比較検討し、質の高い診療を支援しています。
ご不明な点やご相談があれば、いつでもお気軽にお声がけください。私たちは、患者様の健康をサポートするために全力で取り組んでいます。
近年、色々な癌にかかる人が増えていますので、早期発見・早期治療の為にも、皆様にガン検診をお勧めします。
検査機器一覧
放射線課の検査で使用する検査機器は以下の通りです。
一般撮影装置(FPD)
透視撮影装置(FPD)
MRI装置(1.5テスラ)
CT撮影装置(16列ヘリカル)
マンモグラフィ(乳房)撮影装置(断層対応)(FPD)
骨密度検査装置(腰椎・股関節へ対応)
手術室透視装置
ポータブル撮影装置(FPD)
当院では入院食事療養(Ⅰ)の届け出を行い、管理栄養士により、患者さんの症状に合わせたメニューを作成し食事をお届けしています。治療の一環として、自宅に帰ってからの食事作りの参考になるよう、安全・安心と質の高い食事の提供を行い、入院生活の中でも患者さまに季節を感じていただけるよう旬の食材を積極的に取り入れた食事の提供を心がけています。また温冷配膳車を使用し、温かいものは温かく、サラダやデザートなどは冷たい状態で配膳しています。
【当院の献立表は名南病院のインスタグラムで毎週配信しています】
〈栄養課の職種と人数〉
〇管理栄養士:6名
〇調理師:7名
〇調理補助:7名
(2024年10月現在)
〈資格所得〉
・日本糖尿病療養指導士
・給食特殊料理専門調理師
行事食
単調な入院療養中に季節を感じてもらえるように、月に1-2回程度の行事食を提供しています。季節折々の伝統行事の際に頂く料理や郷土料理なども交え、旬の食材を取り入れ彩り豊かになるよう心がけています。
行事食は調理師も献立作成に関わり腕を振るっています。
【当院の行事食は名南病院のインスタグラムで随時配信しています】
栄養管理
<栄養サポートチーム(NST)事務局>
栄養サポートチーム(NST)とは、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士など多職種のメンバーが連携し、それぞれの専門知識を生かして栄養管理を行うチームのことです。入院患者さんの栄養状態を把握し、栄養障害と判断された場合には、適切な栄養が実施されるようにしていきます。
<栄養管理計画書作成>
患者さまの身体計測・血液検査・栄養管理状況・必要栄養量充足率などから栄養状態を評価し、医師、看護師と協同して栄養管理計画書を作成しています。
<各カンファレンス参加>
・NST
・褥瘡回診
・糖尿病チーム
・CKDチーム
・循環器チーム
個人栄養食事相談・献立セミナー
<個人栄養食事相談>
患者さまのこれまでの食習慣などをお聞きしながら、おひとりおひとりに合わせ実践、継続しやすい食生活の提案をさせて頂いています。糖尿病、脂質異常症、高血圧、慢性腎臓病などは食習慣を見直すだけで悪化の防止になります。また1型糖尿病の患者さまへは積極的に簡単カーボカウントの指導も行っています。
栄養指導なんて聞いても変わらない、食べたいものが食べられなくなると思わず、食生活で悩んでいることなどをお聞かせください。
*完全予約制* 概ね30分から1時間程度
月火木金土 9:30-12:00
火 14:00-16:00
水 16:00-20:00
<献立セミナー>
糖尿病、脂質異常症、高血圧の患者さま対象に献立セミナーを開催しています。同じ病気を持つ患者さん同士で糖尿病療法について話される中、食事療法のヒントや新たな気づきが得られることがあります。知識共有のほか、お互いの励まし合いができる和やかな教室です。
*現在コロナのため外来での開催は中止しています
献立表(Instagram)
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種があり、医師の指示のもと、他職種と連携し自立を目指してリハビリテーションを行ないます。急性期~慢性期の脳卒中・整形疾患・呼吸器疾患だけでなく、糖尿病・乳癌術後などの入院患者や外来の幅広い分野でリハビリテーションを積極的に行なっています。
退院までの流れと連携
治療が落ちついた患者様は地域包括ケア病棟へ移り、リハビリを継続しながら、退院に向けて家屋調査や介護支援サービスの調整などを行います。退院先は様々で家や施設の他、状態によっては転院となることもあります。
当院退院後もふれあい病院、かたらいの里、各診療所と連携し、包括的な支援を行っています。
リハビリテーション課の人数と施設基準
・理学療法士:12名
・作業療法士:10名
・言語聴覚士:4名
計 26名(2024年9月現在)
〈その他〉
・認定理学療法士(内分泌疾患) :1名
・3学会合同呼吸療法認定士 :5名
・がんリハビリテーション研修会修了者:22名
・糖尿病療法士 :2名
・公認心理師 :1名
・介護支援専門員資格 :1名
〈施設基準〉
・脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
・廃用症候群リハビリテーションⅠ
・呼吸器リハビリテーションⅠ
・運動器リハビリテーションⅠ
・がんリハビリテーション
・摂食機能療法
訪問リハビリテーションについて
自宅へ退院した後も、リハビリテーションの継続希望がある方や、通院が困難でもリハビリテーションの実施を希望される方などに対し、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の3職種が訪問リハビリテーションを実施しています。リハビリスタッフにより、必要な運動指導及び生活指導、環境調整等をさせて頂きます。
対象:要介護認定を受けている方(要支援1・2、要介護1~5)
病院からおおむね3km圏内
お問い合わせ先
医療法人名南会名南病院 リハビリテーション課 訪問リハビリ担当者 まで
TEL・FAX(052)-386-2291
病気の診断や治療方針の決定、治療効果の判定などのために医師の指示のもと各種検査を行っています。
検査課の業務には、患者さんから得られる血液・尿・組織等を調べる検体検査と、患者さんに直接接して生体情報を得る生理機能検査があり、それぞれ常に迅速に正確なデータを臨床に提供できるように業務にあたっています。
また、患者さんのプライバシーに配慮し、安心して検査を受けられるように努めています。
当院での検査内容
【検体検査】
一般、生化学、血液、輸血、細菌、病理の検査を実施しています。
その他迅速キットを使った検査も行っています。
院内で行えない検査については、外部委託し結果を報告しています。
【生理検査】
・心電図、負荷心電図、ホルター心電図
・肺機能検査
・心臓超音波検査、腹部超音波検査、血管系超音波検査
・眼底カメラ
・血圧脈波検査
・終夜睡眠ポリグラフィー検査(睡眠時無呼吸症候群の検査)
を実施しています。